2020年1月～4月 病院でキレる！

母８８歳です。■■■初めての方はお母さんの目次をご参考に■■■

最後の動画は、すでにアップ済みのものでした。→　2019年12月中旬　誤嚥だったのか？

後は、やはり「亡くなった経緯」のことしか残っているネタはありませんね。その中でも唯一書けるものは、病院での医師や看護師との疎通の手違いというか、行き違いというか、そういうことを書いてみます。入院していた3ヶ月の中で３件ほどありました。

◆2020年2月13日（木曜日）
すでに入院して2週間以上経っているので、以前からお願いしていた理容（髪を切る）について再度確認をしました。

すると、「寝たきりでMRSA保菌者なので業者から断られました。」と、若い男性の看護師？に言われました。

ちょっと高飛車で、何ともハッキリおっしゃる口の利き方に、ちょっとカチンときたのですが、「あーそうですか。」と、すごすごと引き下がったのですが、後からだんだんと怒りがこみあげてきました。

「寝たきり」って、ハッキリ患者の家族に向かって言う言葉か？？　そして、「MRSA保菌者」って何？　その説明もないよ。

それに「すみません。実は、、」などと言って、謝ることもしない、その態度に腹が立ってしょうがなかったのです。何で、言われた時にその場で言えなかったのか、悔しさと情けなさがありました。

この若い男性の看護師？（だったと思う）は、その後は顔を合わせていません。


◆2020年3月6日（金曜日）
この日は病院を転院する日でした。お世話になった医師や看護師さんらとお別れし、介護タクシーで転院先の病院まで行きました。この車両は軽自動車なので、私は自家用車で後から付いて行きました。この内容は、また別に日に譲るとして、問題は今まで通っていた「かかりつけ医」の病院へ挨拶へ行った時の事です。

いつも患者が多いので診察が終わるころの夕方に行ってみたのです。案の定、入口は閉まっておりましたが、中で受付の女性たちが事務をとっているようですので、声をかけました。すると、いつも母にも笑顔を見せる、ちょっと小太りの女性が出て来られました。

「あーら、○○さん、入院された後、お母さんはお元気ですか？」と、言われると思っていたら、、

「もう診察時間は終わりました、何か御用でしょうか？」と、事務的に、、。いや、私だよ、、と思ったのですが、何やら知らない人を見るような目付きで、「今日は先生は不在ですので、別の日にお越しください。」あー、それも忘れてた！　今日は午後から不在だったんだ！

でも、それにしても、、無愛想というか、、

「あのー、○○ですが、、」と名前を出したものの、「？？」といった感じで覚えてないのか！？

もう何年も通っているのに！、、ここでもちょっと頭にきたんですが、それは表に出せずに、もういいやと思って「では、また来ます。」と言って辞しました。

えー、何てこったい！

この後、もう二度とこの病院へ足を向けていません。ですが、この医師には10年以上、いや20年？もお世話になって、一言感謝の意を申したかったのですが、、、。



◆2020年4月8日（水曜日）
先の二件は、大きな実害がなかったので、すごすごと引き下がったのですが、最後はついに病院の中でキレて大声を出してしまいました。

この病院へ移ってから、コロナ禍によって面会謝絶になっていました。そこで色々と考えて、デジカメを医師へ預けて母の様子を撮ってもらう事をお願いしていたのです。医師も忙しいからと言うことで、週１回水曜日の時間を決めて訪れるようにしていました。

ですが、3月末に医師から「余命１～２週間」の宣告を受け、1日１回だけですが面会が許されました。ところが容態が悪いということで、今度は看護師から面会停止の事を聞きました。ということで、また水曜日になったのでデジカメを持って病院へ行きました。

受付でその件を告げて待っていました。ところがいつまでたっても医師が出てきません。再度、受付へ打診します。応対した若い男性は、丁寧ではあるが要領の悪そうな新人かな？て感じでした。それでも、まだ来ません。もうすでに30分を越えています。

ここでキレました。

「おいおい、この病院一体どうなってんだ！、俺は○○医師と○時に面会の予約があるんだ！　何やってんだ！！」と大声で怒鳴りました！　午後だったので待合室にはもう患者は独りもいなかったと記憶していますが、受付の中には数名の方が事務をとっておられて、驚いておりました。すると、その中に年長の女性がすぐさま電話で何か話した後、「先生はすぐ見えられます。」と。

すると、やっと医師は出てきましたが、
「いやー何ですか、、もう面会できるでしょうが、、私は忙しいんだ！」と、、ははー、再度面会謝絶になったことは聞いてないようだな。看護師の連絡ミスか。

「うるせー！！　また面会謝絶にしたのはおめーだろうがよ！」と怒鳴り、その医師を放っておいて、エレベーターで２階へ上がりました。

「えっ！それは聞いてないです。」と言っていたが、私はもう知らん顔。

病床がある２階へ着いて、母の病室へ一目散に行きました。途中、ナースセンターで、あの面会謝絶した看護師が電話しています。恐らく医師と連絡し合っていたんでしょう。

病室を開けて、「お母さん！」

カニューラから酸素マスクへ変わり、酸素流量も１．５リットルと少し多めになっていました。でも、母は穏やかな状態で寝ていたのです。これで本当に死ぬの？って感じでした。

そこへ、あの看護師と入院から手続き等でお世話になったソーシャルワーカーの若い男性が入って来られ、しきりに陳謝しています。その時、看護師は「医師も沢山患者さんがいる中で記憶違いしました、すみません。」と言いました。それは言ってはならないＮＧワードじゃないか？？

「それはわかってる！あんたらは仕事だから、沢山患者かかえているのはわかるが、、俺にはたった一人のお母さんなんだ！忘れるな！！」

後日、病院を訪れて、この医師と看護師に私も謝りました。

そして、１週間後に母は息を引き取ったのです。


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